FGOというゲームを紹介させてください

FGOことFate/Grand Orderの最終章をクリアした記念にFate初心者ががんばって書きました。


「ガチャが全て」のキャラゲーだと思っていた

私がFGOをダウンロードしてプレイし始めたのは2017年4月末ですが、そのずっと前からこのゲームに関して「○○万円突っ込んだけど××が出ない」「課金は家賃まで」といった情報をちらほらとフォロワーのツイート等で見かけていました。しかし難所攻略のために強いキャラクターを引きたいというよりは、あくまで「推し」を手元に置きたい! という人ばかりだったので、攻略自体はそんなに難しくないのかな~重課金してまでほしくなるほどの推しキャラか~すごいな~~~と当時の私は他人事みたいに思っていて、関心もありませんでした。
そもそも私はFateシリーズに全く触れたことがなかったので、知っていることといえば「マスターに召喚されたサーヴァントが聖杯を巡って戦う、セイバーとアーチャーとライダーがいる、あとランサーが自害する」程度でした。初心者にも程がある。

マシュが超絶可愛い

チュートリアルで最初のサーヴァントとして仲間になり、主人公の相棒として冒険を共にするマシュ。毎日のように流れてくるマシュのイラストや漫画を見ているうちにそれくらいの知識は刷り込まれ、そして段々と「この可愛い女の子をもっと知りたい!」という気持ちが芽生え、私がFGOをダウンロードするきっかけとなったのでした。サブリミナル効果、大事。

私のiPhoneに残る最古のFGOスクショは夏イベントの水着マシュでした。

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なぜ半分暗いのか。


主人公を「先輩」と慕い、主人公を守るために慣れない戦いに身を投じる健気さや純粋さは終始一貫していて、本当に良い子です。そして何より、攻略上でも優秀な盾役としてとても役に立ってくれます。

ストーリーを進めるほど好きなサーヴァントが増える

正直なところ、序章(特異点F、キャンペーンアイテムの配布はここまでクリアした人が対象になっていることが多いです)まではなんとなく惰性で進めていました。強いサポートを連れていけば何も考えなくてもサクサク敵を倒せるし……。
しかし少しずつストーリーを進めるうちに、自分でもちょっとびっくりするくらい世界観やキャラクターに惹かれてどっぷりとハマってしまったのでした。各章に出てくるサーヴァントたちは彼らの信念なりに主人公と行動を共にしたり敵対します。それぞれ非常に魅力的なキャラクターばかりなので、ひとつ章をクリアするごとにFateシリーズを全く知らないなりに好きなサーヴァントが増えていきました。
FGOで一番難しいのは欲しいサーヴァントを引くこと」、最終章を終えた今になって実感しています。

単純なようで奥が深いゲームシステム

カードを3枚選ぶとそのキャラが敵を攻撃する。特定の組み合わせでボーナスがある。
システム自体は非常にシンプルですが、これに加えてサーヴァントが持つスキル、宝具を組み合わせて戦闘を進めていきます。
先述したように、最初のほうは強いフレンドの力を借りれば難しいことは考えなくてもどんどん敵を倒せるのですが、徐々に相手に合わせて編成やスキル構成を考える必要が出てきます。私がFGOの戦闘で良いなと思っていることのひとつは、この組み合わせ次第で低レアリティのサーヴァントも活躍できるところです。

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無料で回せるフレンドポイントガチャからも出る、レアリティ☆2のアンデルセン(cv:子安)
最終章までずっと活躍してくれたので思い入れがあります。

私は微課金勢でガチャ運にもあまり恵まれなかったので、フォロワーさんからの助言や攻略サイトを参考にしながらフレポガチャやイベントで配布されるサーヴァントを育ててストーリーを進めていきました。ステータスは低いし宝具もちょっと使いにくいな……と思ってもそのキャラに思い入れのある人がものすごく丁寧に運用方法を解説してくれていたり、「難所を○○だけで攻略」といった動画を上げている人がいたりします。特に前者はもはや宗教なのでは、みたいなものまであるのでFateというコンテンツの強さを思い知らされます。「愛があればなんとかなる」のがFGOです。

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ロード画面には結構役に立つTIPSが表示されるのですが、この文章の下に「Knowledge is power.」と書いてあるのが見えるでしょうか。iPhoneの画面上でもかろうじて読み取れるくらい小さな文字ですが、このゲームの本質を表しているようで気に入っています。

もしこれから始めようかなとあなたが迷っているなら

第一部は2016年末に完結しています。今から10ヶ月も前の話なので、SNSや攻略サイトはネタバレで溢れています。配慮しろと言うほうが無理があります。
私は運良くほとんどネタバレに触れずに最後までプレイすることができましたが、たぶんこれは本当に珍しいことで、攻略サイト等を参考にするとどうしても避けようがないことがあると思います。それは仕方がないので、「これネタバレっぽいぞ」と思ったときには、えっちなイラストを薄目で見るような気持ちで接していただければと思います。そのほうがきっと楽しめます。
ちなみに私は一回だけ、好きだな~と思ったキャラの紹介ページを読んでいたら思いきり核心にぶち当たってしまい呆然としたことがあります。これを知らなかったら最終章でもっと衝撃を受けていたのかなと思うと少し寂しいです。
私は比較的ゆっくりめにプレイしていたのとストーリーを余さず読んでいたのとで序章~最終章まで半年かかりましたが、普通の人ならもう少し早く終わると思います。私が5章を進めているあたりでストーリークエストの消費AP(スタミナ)が全て今までの半分になったので、今ならAPをあまり気にせずストーリーを進められるのもポイントです。(消費AP半減キャンペーンという形で何度か開催されていたものが常設化されました)

私はFGOを始めてFateシリーズ自体に興味を持ちました。ゲームからアニメ、映画まで幅広く展開している作品なのでどこから手を付けようか迷っているところです。本当にどうしよう。
他のゲームの合間にちょっとずつでもいいので、最初は軽い気持ちでプレイしていただけたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!



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私の推しのカルナです。よろしくお願いします。まだ引けていません。

ささみを茹でたらとてもおいしかった話

超手抜きだけどとてもおいしいからやってみて、とおすすめされた方法で鶏ささみを食べたら本当にびっくりするほどおいしかったので、この感動をあなたにも。

 

*用意するもの
・ささみ 食べたいだけ(すじを取るかどうかはお好みで)
・塩 少々
・酒 大さじ1~2
・昆布茶 適当(あったら嬉しいけどなくてもおいしい)
・水 1リットルくらい

 

*茹で方
あらかじめお鍋で水を沸かしておき、沸騰したらお酒と塩と昆布茶を加えます。そこにすかさずささみを投入しすぐに火を消して4~6分ほど放置。取り出したら手で裂いてお皿に盛ります。
冷蔵庫から取り出したばかりのささみだと火が通りきらないことがあるので、そのあたりは様子を見つつ加減してください。ただし長く放置しすぎるとぱさぱさになってしまうのでお気をつけて。
※茹で汁は捨てないでください。

 

*食べる
私のおすすめはごま油と柚子胡椒を少しだけ加えたぽん酢につけて食べる方法です。お好みでラー油やわさびなどを組み合わせてもおいしいです。
程良い茹で加減のささみはしっとりふわふわしていて、淡白ながらも食べごたえがあります。

 

*おまけ
旨味たっぷりの茹で汁を捨ててしまうのはもったいない! 茹でるときに塩を入れているので、野菜・きのこ類や溶き卵を入れて塩胡椒で味をととのえるだけで簡単なスープになります。

 

最近ささみの使いやすさに気づき、常備するために最近ではスーパーでまとめ買いをしてジップロックに移し冷凍保存しています。低カロリー・高タンパクなのでダイエットにもぴったりなようです。
もも肉の脂身がちょっと重いな~って感じることが多くなったので重宝しています。年のせいかな……。

あけました

2016年は祖父母が亡くなったり実家を出たり就職したり結婚したりと怒涛の年だったので、2017年は今後の生活の基盤を固める年にしたいと思います。いわゆる日常パートですね。まったりまったり。

 

Gmailの整理をしていたら、下書きに就活時代のエントリーシートの文章が大量に残っていてちょっと懐かしくなりました。内容はあること:ないこと=8:2くらいですが、いま読み返しても起承転結の盛り上がりのある文章で我ながらよく書けたなと感心してしまいました。

あれを最後に人様に伝える文章というものを真面目に書く機会がなくなってしまったように思います。真面目に、と思うと気負ってしまいますが、オープンな文章を書く練習も兼ねて気軽な感じでこのブログも更新していきたいです。

迷宮組曲 ミロンの大冒険

迷宮組曲(副題:ミロンの大冒険)は、1986年にハドソンよりファミコン向けのゲームとして発売されたアクションゲームです。名前の通り音楽をテーマとしており、作品の中では様々な楽器や音符などが登場します。

お互いに触れるだけで意思の疎通ができ、離れた人には楽器を使って会話をする能力を持つ人々が住むエプシロン星にある日魔人が襲来します。魔人は人々が会話に使っていた楽器を奪い、国の王女を捕えてガーランド城の奥深くに閉じ込め、そのまま城を占領してしまいます。そこで人々と王女を助けるために城へと乗り込むのが、エプシロン星の人々と同じ能力を持っていないために意思の伝達をすることができない主人公のミロンです。意外と重い設定ですね。
もしものときのためにと王女が城の中に隠しておいた魔法の道具を集めて、ひとりミロンは魔人討伐へと向かいます。

 

簡単な謎解き要素が各所に散りばめられているうえに少々アクション性が高いため、実は私自身は1周目さえクリアしたことがありません。 (言い訳させていただくと、夢中になって遊んだのが小~中学生のときなのです。今プレイすればたぶん……?)

ミロンの攻撃手段は「シャボン」で、斜め上と斜め下に撃つことができます。ストーリー上で中ボスを倒すと手に入るクリスタルを取ると、シャボンの飛距離や威力がアップしたり大きくなったりと強化されていきます。一説によるとラスボスよりもこの中ボスたちのほうがよっぽど厄介だとかなんとか。

 

ストーリーの中では「王女が城の中に隠した魔法の道具を集める」となっていますが、半分くらいはショップで買うことになります。ぼったくりもあるよ。(小声)
購入のためのコインはステージで拾うほか、ボーナスステージで大量に手に入れることができます。このボーナスステージ、物語のもう一つの目的である「奪われた楽器を集める」と繋がっており、ステージに隠された楽器ケースに触れると突入することができるのですが……
ゲーム内に楽器ケースは7こなので、7回ボーナスステージに行くことができます。ボーナスステージではステージBGMとは違った特別な音楽が流れるのですが、最初は太鼓の音だけがタンタカタンタカタンと鳴っているだけで一瞬あれっ???となります。ゲームを進め、2つめの楽器ケースを取るとBGMにシンバルが追加されます。その後もチューバ、オカリナ、ハープ……とどんどん増えていき、最後の楽器ケースを取ったときに本当のBGMが完成する、というわけなのです。完成版は必聴ですよ!

 

ステージ(=部屋)にはそれぞれ名前がついており、ドミノの部屋、迷いの部屋といったギミックを表したものから、ねじりん棒の部屋、ハドソンの部屋といったユニークなものもあります。冒頭で難易度について少し触れましたが、理不尽というほど難しいわけではなく何度もチャレンジして試行錯誤を重ねればいつかは突破できるくらいに調整されています。ただし氷の部屋、君は許されない。(ほぼ毎回ここで詰む)
某通販サイトのレビューには「難しすぎて挫折する」という意見が見られたので、アクション慣れしていない人にはだいぶ厳しいのかもしれません。

「試行錯誤」という点で少々残念なのは、無限コンティニューができる代わりに少々ゲームのテンポが悪いところです。アイテムを取ることでライフの最大値を増やすことができるのですが、コンティニュー後は強化されたぶんを引き継いだまま初期の数値で復活するため、まず最初にひたすら雑魚を倒してライフを満タンにする作業をすることになります。雑魚が湧くまでにインターバルがあるためこれがなかなか面倒な作業で、何度もコンティニューしているうちに「もういいか……」という気持ちになってしまうのです。
コンティニューの条件は 「スタート画面で左ボタンを押したままスタート」。心を無にしてコンティニューを繰り返しているうちに、うっかり左ボタンを押すのを忘れてスタートを押してしまいゲームが最初からに……なんてことも。

 

音楽をテーマにしているだけあって、数は少ないもののBGMは秀逸なものばかりです。これもまた飽きずに繰り返しプレイできる魅力と言えます。
8周(!)すると見られる演出があるらしいので、チャレンジする際にはぜひ私を呼んでください。

 

VC 迷宮組曲 ミロンの大冒険

これは日記ではない、月記である

積み上げたものを急に壊したり捨てたりしたくなることが昔からあって、

  1. 数年書き溜めた日記を捨てる
  2. たくさん記事を書いたブログを消す
  3. 創作サイトを突然閉鎖する
  4. 2年間呟いたTwitterアカウントを作り直す(今の@you_mkoは2代目)

みたいなことを今まで衝動的に行ってきました。前触れもなく突然にそういう衝動がくるので「自分の作ったものや過去に執着がないんだなぁ」くらいに呑気に考えてたんですが、最近になって少し違うのかなという気がしてきました。

意識が高いことを言ってるみたいでアレなんですが、振り返りたいほど良い日々を過ごしていなかったり、自分の創作に執着できるほど思い入れがなかったりする結果が、消したい気持ち>残したい気持ちに繋がっているのかなと。これがある日閾値を超えて突発的な行為に至る。

 

そんなことを考えていたらここ最近はTwitterでつぶやく頻度と日記の文章量がめっきり減ってしまいました。ただ、捨てたことや消したことを後悔したことは今まで一度もないので、過去を断ち切る的な意味でそれはそれで良かったのかなと思います。

最後に日記を捨ててから2年が経ちました。まだがんばってます。これからも残したいと思える日常を過ごしたいです。(綺麗なまとめ)

普通の日記

2014年は良い年でした。

というのも、SNSで多くの人たちと繋がれるようになってから、自分の強みのなさをコンプレックスとして抱いており何かにつけては悶々と思い悩んでいたのですが、それが幾分かましになりました。インターネットには「すごい人」が多すぎます。

今までなにかと卑屈になっていたので、ひとつでも自信が持てることがあるとこんなにも楽になるのだなと不思議な気分です。もっと胸を張って自慢できるような強みにしていきたいです。

 

あとはいろんな人とご飯を食べたり出かけたり音ゲーしたりできて楽しかったです。もっとそういうことをしたいので来年もいっぱい誘ってください。時間のある限り参加します。

目下の目標はパンケーキ食べ放題とねぎしの無限麦ご飯と鍋パです。どうか何卒。

 

2015年は何よりも早寝早起きに努めていきたいと思います。

それでは皆さま、良いお年を。

コナミワイワイワールド

久しぶりにゲームのレビュー的なものをしたいと思います。

 

コナミワイワイワールドは1988年にコナミから発売された、ファミコンの横スクロール(+シューティング)アクションゲームです。主人公のコナミマンとコナミレディーを操り大魔王ワルダーによって攫われてしまった6人のコナミヒーローを助け出し、協力して大魔王ワルダーを倒すことが目的のようです。(ウィキペディアより)

 

最初に言います。このゲームは素晴らしい作品です。

 

プレイヤーが最初に使えるのは先述したコナミマンとコナミレディーだけであり、まずは囚われの身となっているコナミヒーローたちを助け出すことがゲームの最初の目標となります。6人はそれぞれ出典元のゲームをモチーフとした別々のステージに囚われており、最初からどのステージも選ぶことができます。

しかしこのシステムが曲者で、例えばコングがいる都会ステージは狭い隙間を通れる小さいキャラクターがいないと途中で前へ進めなくなってしまいます。また、ステージごとにかなり難易度に差があり、基本的には簡単かつその時点でギミックを乗り越えられるステージから攻略していくこととなります。

 

キャラクターを助けるためにはまず「カギ」を手に入れる必要があります。落ちているものを拾ったりボスを倒したりして入手していくのですが、カギが落ちている場所が落ちたら即死の場所だったりカギを守るボスが強敵だったりと非常に苦労します。そして手に入れたカギを囚われのキャラクターの前で使ってあげると晴れて味方となり、その場から使用可能となります。

攻撃のリーチや出の早さ、ジャンプ力、身長、ステージ途中で拾える飛び道具などキャラクターによって特徴があるので、これを場面に合わせて駆使していくことでパワーアップアイテムを回収し、ボスを目指していきます。

さらに、隠し通路・ワープを見つけたり、丁半博打を楽しんだり(?)とやりこみ要素も揃っています。

 

6人全員を助けるとビックバイパーに乗り込めるシャッターに入ることができるようになり、シューティング面が始まります。

ここで倒したボスの体内がラストダンジョンとなっており、赤血球やら白血球やらが飛来するぐろぐろでろでろな魂斗羅ステージを抜けた最奥でラスボスとの戦闘となります。

 

……と、ここまでゲームの概要をざっと書きました。

ファミコンで発売されたものとしては非常にボリュームのあるゲームであり、また当時コナミゲーをプレイしていた人たちにとっては夢の様な共演だったのではないでしょうか。今でいうスマブラのようなお祭りゲーム的位置づけなのかなと。

このゲームはステージごとにBGMがあるのではなく、自分が使用しているキャラクターのテーマBGMが流れます。そういうわけで月風魔伝のテーマが大好きな私はフウマばかり使っていました。技の出が遅い上にリーチが短いのでよく死ぬのはご愛嬌。

 

コナミワイワイワールドのすごいところは、これだけ様々な要素が盛り込まれていながらも、アクションゲームとしての難易度がそんなに高くないところだと思います。どんなに強い敵も難しいステージも、助けたキャラクターを駆使することでより簡単に攻略できるようになっています。また、そういった救済要素があるために「縛りプレイ」の難易度は高くなります。未だに根強いファンがいるのはこういった理由があるのではないでしょうか。

 

私はこのゲームの真の面白さが「2人プレイ」にあると思っています。ワイワイワールドのレビューには「2人プレイ時にキャラクターの距離を広くとれないために動きに制限がかかる」といった感想が多く見られますが、まあまあ良いじゃないですか。

足場にジャンプした瞬間にもう一人が後ろに下がったせいで画面端にぶつかり落下、なんてことがあっても笑って許しましょう。なんといってもワイワイワールドですから。 


(追記)

キャラクターの権利的なごにょごにょの問題で、バーチャルコンソールでは配信されていないようです。

お友達の家に集まってぜひ実機でプレイしてください。