卵かけご飯でアナフィラキシーショックを起こした話

 1ヶ月半経ったので予後も兼ねて。
 花粉症、猫、ハウスダスト等々のアレルギーはあるものの食べ物でアレルギー症状が出たことは今まで一度もなかったので、そういう人でも時と場合によってはアナフィラキシーを起こす場合があるという話です。
 ※これは医療的見地に基づく記事ではありません。

8月13日(発症)

9:00 朝ごはんに卵かけご飯を食べる
9:40 なんかちょっと身体がかゆいような気がする、よくあることなのであまり気にしない
10:20 腕の内側とお腹、太ももを中心に発疹が出始める
10:30 呼吸が苦しくなって頭がぼーっとしてくる、ここらへんでちょっとやばいと思い#7119に電話をかける
10:40 詳しい症状やアレルギーの有無などを聞き取りされた結果、特に緊急性はないと判断される。近隣の病院をいくつか紹介されたが、情報サイトが更新されていないのかオペレーターさんに案内された病院がほとんど休診中
11:00 在宅で勤務開始 このときには身体が怠いわ手が震えてくるわでかなり怪しくなってきた
11:10 退勤(上司に大感謝)
11:30 少し症状が落ち着いたのでお盆でも診療している病院で一番近いところに向かう、案の定激混み
14:00 診察 待合室でぼーっとしている間に呼吸困難や息苦しさは落ち着いてきたけど発疹は相変わらずひどい。長い待ち時間で頭がバグった結果、発疹の症状についてだけ話して満足してしまうところだった。じゃあ念のためお薬出しておきますね、のところで呼吸困難や手足の痺れがあったことを思い出し「そういえば……」と相談したら先生が慌て始めた。血圧を測ったところ異常に低く、その場で即血液検査&アドレナリンの注射
15:00 帰宅 薬の副作用といろんな疲れで泥のように眠る

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 14時前後の症状がかなり落ち着いた頃で腕の内側がこんな感じでした。お腹と太ももはもっとひどかったです。

8月14日以降(副作用がやばすぎる)

 処方された抗ヒスタミン剤が全然身体に合わなくてその後一週間くらい苦しみました。倦怠感や全身の火照りに一日中悩まされたのですが、アレルギーの後遺症的なものかな~とのんきに考えており薬の副作用ということにしばらく気づかないまま過ごしました。気を抜くと意識を失いそうな怠さが何日も続き、日常生活や仕事にも支障をきたしたのでさすがにおかしいぞと思いお医者さんに相談しました。人によっては薬が合わずそういう症状が出ることもあるそうで、すぐに薬を違うものに変えてくれました。

検査結果と感想

 血液検査の結果アレルギー反応は出ませんでした。卵の賞味期限が過ぎていたり、普段と体調が違ったり(風邪や月経等)するとアレルギーを持っていない人にも反応が出ることがあるそうですが、今回の私の場合どちらにも当てはまらないのでただ単に運が悪かったようです。ひどい。
 一応一ヶ月くらいは卵と鶏肉は控えようね、と言われたので気持ち程度我慢しつつ過ごしました。 発症した日から生卵は口にしていないのですが、そろそろ卵かけご飯が恋しくなってきたので家族がいるときに挑戦してみます。火を通したものに関してはもりもり食べてますがなんともないです。
 普段食べるものに意外なほど卵が使われていることに気付いて、卵アレルギーの人の苦労の一端が少しだけわかりました。

 人生で初めて#7119を利用しましたが、思ったよりあてにならないな……という感想です。症状の聞き取りはされましたが具体的な対処を指示されるわけではなく、「救急車を呼ぶほどではないけど一応心配だからすぐに病院に行ってね」という感じでした。近隣の病院を調べつついくつか提示してくれましたが、お盆でも診療している病院を既に自分で調べた後だったので何の目新しい情報もありませんでした。さらに看護師さんが見ている「ひまわり」という医療機関案内サービスの情報が全然更新されておらず、夏季休業中の病院も数件案内されました。私は事前に調べていたので気づきましたが、知らずに病院の前まで行って休診だったら一大事になりそうですね。

 あと今回の副産物として血液検査の際にコレステロールが高いことが判明し、これ以上高くなったら薬物治療だね~と言われてしまいました……。体質的なもので食事制限や運動では限界があるらしいです。というかこれ以上食事制限したら死んでしまう。おそらく私は昨日Twitterで見た「ハードゲイナー」という体質なので、意識してカロリーを取らないといけないんですよね。運動の方は確かに不足している感があるので、涼しくなってきたし食事後の散歩をがんばろうと思います。