7月の読書記録

島はぼくらと

島はぼくらと

単純だから読んだあとに島に住んでみたいと思いました。

辻村さんの作品はどろどろしたお話よりこういう読後感が爽やかな小説のほうが好きです。

 

海の底 (角川文庫)

海の底 (角川文庫)

自衛隊三部作のひとつ。他のふたつよりもパニックホラー・アクション要素が強くてどきどきしました。その代わり恋愛要素は薄め。個人的には三部作の中で一番お気に入りです。

 

話題になってたから読んだだけなのであまり期待はしていなかったのですが、古書の知識とストーリーの絡め方は純粋に面白かったです。しかし主人公の一人称語りや「下手な口笛」の描写はラノベだなーって感じ。

 

聖なる怠け者の冒険

聖なる怠け者の冒険

とにかく森見さんの本は読むのに体力を使う。疲れる。でも読みきった後には読んでよかったって思うから不思議。

 

クジラの彼 (角川文庫)

クジラの彼 (角川文庫)

自衛隊を舞台にした全編恋愛物の短篇集。有川浩が本気を出して恋愛小説を書いたらこうなるのかって思いました。『空の中』『海の底』の番外編が収録されているので、それを読んでからだとさらに楽しめます。

「砂糖を吐きそうな」という表現がぴったりなくらい終始甘々ハッピー。月並みですが自衛隊に対する見方が変わりました。疲れたときに甘味が欲しくなるのと同じでたまに読みたくなりそう。

 

夏休みはもう少したくさん本を読みたいと思ってたのに8月上旬の読書数がゼロって……

交通機関を使わなくなると目に見えて読書ペースが落ちるのが我ながら面白いです。