過去との決別

 大層なタイトルだけど、13年使ったマグカップを捨てました。中学校の同級生にディズニーのお土産としてもらったもので、ナイトメアビフォアクリスマスのハロウィン限定デザイン。さすがディズニーというような丈夫さで、私の雑な扱いにも関わらず一切割れたり欠けたりせず長期間働いてくれました。

 私は同じ機能を持つものを2つ以上所持することがいっそ病的なほどに苦手です。マグカップは当然家にひとつあればいいし、ペンケースの中には書きやすいボールペンと多色ペンとシャーペンと消しゴムが各ひとつずつ。調理器具や爪切りなどの生活雑貨も、できれば最小限の数で済むように。
 最近やっとシーンに合わせてリップを使い分けたりコレクションの意味で文房具を買い集めたりすることができるようになってきたけれど、やっぱりまだまだ苦手意識があります。
 
 貰いもののマグカップは大きくて一日に大量の水分を摂る私にはとても都合が良かったです。でも黒いせいで飲み物の色が分かりづらくて茶渋にも気づきにくいし、そもそも私はディズニーに限らずキャラクターものがあまり好きじゃない。それでもずっと使っていたのは、……なんでだろう? 今でもよくわからないです。
 カップをくれた友達は別々の高校に進んだ後になぜか重度のメンヘラになり、私のポケットモンスターファイアレッドを借りパクした挙げ句疎遠になったので(ソフトは後で別の友人を通して返してもらった)、くれた友人に今でも特別な思い入れがあるわけでもなく。不思議です。

 そういう「なんとなく」惰性で続けていることを見直していこうというのがこの夏の目標です。

 今日はIKEAでガラス製の透明なマグカップを買いました。今までのマグカップの半分くらいしか容量はないけれど、シンプルなのでコーヒーにも紅茶にも良さそう。包んで持ち帰るために使った新聞紙でそのまま今日まで使っていたカップを梱包して不燃ごみに捨てました。今までありがとう。