「書くこと」のハードル

 Chromeのブックマークを整理していたら、閉鎖してしまったサイトに混じって高校時代の友人がブログを再開していました。2014年以降更新されていなかったのですが、3ヶ月ほど前からたまに記事が投稿されているのを偶然発見しました。直近のものに「アウトプットの練習なんだから、内容はともかく継続しないと」という旨の記事があり、頷きすぎて赤べこになってしまった……。
 
 私が高校生の頃はAlfooやDecooやエムブロが最盛期で、個人のホームページではみんなこぞってブログを更新していました(この3つの名前を久しぶりに目にしただけで胸の奥底がぎゅっとなった)。というかDecoo、先日の私の誕生日にサービス終了の告知をしていたらしいです。またひとつ時代が終わったのだなぁ。
 私は文芸部だったのですが、多くの部員がブログのような形で日々文章を書いていました。その頃の私は今みたいに「自分が書いた文章が人の目に触れる」ということを全然意識していなくて、言葉の遣い方や文体、記事のアクセス数、誰が見ているか等々を考えず、ただ書きたいことだけを書いて毎日たくさん投稿していました。たぶん友人のほとんどもそうだったと思う。
 出来事や感情を共有したいというよりは書くこと自体がすごくすごく楽しくて、思い返せば恥ずかしくなるようなことまで毎日たくさんのことを書き散らかしていた気がします。
 今では「書く」という作業はどちらかというと気合が必要な部類に入るので、高校時代に創作仲間として仲が良かった彼女のブログを読んでそんな過去の時代に思いを馳せたのでした。

 最近はツイート数すらめっきり減ってしまって文章を書く機会がどんどん減っているので、ここらで一念発起したい。あと○年ぶりに彼女に連絡を取ってみようと思います。